全壊を免れた高さ10メートルの防潮堤の陸側で粉々に砕けた岩手県宮古市田老地区の家々。宮城県南三陸町志津川も高台の小中学校といくつかの建物を残し完全に壊滅していた。

 震災前に撮った写真と同じ角度から岩手、宮城、福島3県の被災地比較すると、太平洋沿岸の街々が大津波で破壊され、一変した様子が見て取れた。

 岩手県陸前高田市は景勝地の松林「高田松原」や街並みが跡形もなく消え、海岸線の地形すら変貌。集落の南北から津波が流れ込んだ福島県相馬市の尾浜地区では半数近い家が流されていた。 「小さな集落を含め、美しい三陸沿岸全部がやられていた。

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福島県相馬市の尾浜地区

岩手県釜石市鵜住居地区

岩手県釜石市唐丹地区

岩手県宮古市津軽石地区

岩手県宮古市田老地区

岩手県山田町

岩手県大船渡市

岩手県大槌町

岩手県陸前高田市

宮城県気仙沼市

宮城県気仙沼市本吉町

宮城県女川町

宮城県石巻市

宮城県南三陸町志津川地区

宮城県名取市閖上地区

宮城県亘理町

仙台市若林区荒浜地区