歴史建築物・他


歌舞伎座



東京歌舞伎座


平成21年8月26日(水)、歌舞伎座の建替えが松竹株式会社と株式会社歌舞伎座の共同で正式に発表されました。

 奈良時代の典雅壮麗な趣と桃山時代の豪宕妍爛な味とを一処にした歌舞伎座は伝統芸能である歌舞伎の殿堂として多くの市民に親しまれてきた建物です。また、2002 年2 月には国の登録有形文化財に登録されましたように、その文化的価値の高さが既に評価されている建物でもあります。
 建物の設計者は、当初(1924年)が岡田信一郎で、戦災復興工事(1950年)では同じく当時東京芸術大学の教授であった吉田五十八が意匠設計を担当しました。

 7 年前に国の登録有形文化財に認められた文化遺産であり、その伝統的な意匠の価値が今後も近代化してゆく銀座の都市景観において更に重要性を増してくるのではないかと思われます。と日本建築学会が保存に関する要望書を出されました。しかるに残念ながら老朽化、耐震化、利便性などで建替えが決定されました。

 発表された内容では、歌舞伎の殿堂「歌舞伎座」の継承を主眼に、劇場部分は従来通りに低層で構え、その独立性を重視した日本様式の外観デザインとなる予定です。特に、劇場内は桟敷席や一幕見席などの歌舞伎座らしい設備はそのままに、エレベーターやエスカレーターの設置、トイレの増設、客席設計の改善などを盛り込み、お客様にやさしい空間づくりを目指す方針となっています。

 建替えの着工は平成22年5月、再開場は平成25年の春になる予定です。


 ■ 建築現場・見聞録
TOKYO_SKY_TREE

東京スカイツリー

昨年2008年7月「東京スカイツリー」が工事着工し、今日10月30日現在高さ183メートルまで立ち上がりました。
東武鉄道業平橋駅から現場が一望、そのスケールには圧倒されます。
「東京スカイツリー」現場周辺はカメラを持った人々が目白押しですが、絶好の撮影ポイントは周辺の踏査が必要です。
写真は川面に映った「東京スカイツリー」です。

工事概要

設計  日建設計
施工  大林組
見学日 2009年10月30日

工期  2008年7月~2011年12月
地上部 一辺68mの正三角形
    各頂点には
4本の鋼管柱、
    中心にRC造の円筒下には8基の
    アイソレーター

工法の特徴
1.鋼管構造  
    最大径 
直径2,300mmx厚100mm、
    見える部分は全溶接。

2.リブ付き連壁杭(大林特許) 
    地中連壁に拡底杭の機械でコッターを
    造り
引き抜きに対処
3.逆打ち工法 
    ツリー工区が狭いため、周囲4階建て
    の施設を逆打ちで、施工。4階の屋上
    をツリーの鉄骨の地組ヤードとする。

4.特殊タワークレーンの製作  
    おしりの小さいタワークレーン開発。
    
最大35トンx27m程度 巻き上げ高350m
5.リフトアップ工法 先端部の電波塔約100
      
mは、ツリーの内部で逆だるま落とし
    の要領で製作後、リフトアップで
450
      m
上の第2展望台より、突き出す。
6.スリップフォーム工法    
    鉄筋コンクリート製の内筒(厚さ
600
      mm
700mm)は、リフトアップ後
    に、煙突を造る要領で、型枠をスライ
    ドさせて、工事する。その後制振ダン
    パーを取り付ける。

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